福岡県南部に位置する筑後地域は、筑後川や有明海、耳納連山などの豊かな自然に恵まれ、柳川市の川下り、八女市・うきは市の伝統的建造物群など豊富な観光資源があります。さらに、大川のインテリアや八女の伝統工芸などの地場産業はもとより、RDF発電を中心とする大牟田地域における環境・新エネルギー、リサイクル産業や久留米を中心としたバイオテクノロジー産業など地域の特性を活かした21世紀型の産業づくりが進められています。 これらの筑後地域の特性を活かしながら、人口の集中により都市機能が集積した都市ではなく、自然に囲まれたゆとりのある田園都市空間の形成を目指す構想が「筑後ネットワーク田園都市圏構想」です。この構想を推進するために、筑後地域の12市町と福岡県とで構成する組織が、「筑後田園都市推進評議会」です。
設立年月日 | 平成16年5月18日 |
---|---|
目的 | 筑後ネットワーク田園都市圏構想の実現を図るため、県と筑後地域の市町村が協働して筑後ネットワーク田園都市圏構想に掲げるリーディング・プロジェクトに関する事業を実施し、もって筑後地域の振興に寄与することを目的とします。 |
主要事業 |
|
構成員 |
|
会長 | 福岡県知事 |
事務局 | 福岡県 企画・地域振興部 市町村振興局 政策支援課 |
- リーディングプロジェクトの概要
- 筑後ネットワーク田園都市圏構想の具現化に向けて、筑後田園都市推進評議会において、リーディング・プロジェクトの実施計画を決定の上、平成17年度から市町村と協働して実施しています。
-
- スポーツを活用した地域振興プロジェクト(平成27年度~)
- 筑後地域のスポーツに係るポテンシャルの高まりを好機ととらえ、スポーツと地域との結びつきを活用した地域振興を図ることを目指します。
「走りとーなるちくご。」(外部サイト)
-
- ちくご認知症高齢者等SOSネットワーク広域連携事業の推進(平成24年度~平成29年度)
- 行方不明になった認知症高齢者等の早期発見・保護を図るため、市町村、警察、消防、自治会、NPO等幅広い関係機関・団体が連携して捜索にあたる仕組み(認知症高齢者等SOSネットワーク)を広域連携させ、誰もが住み慣れたまちに安心して住み続けられる地域づくりを目指します。 平成24年5月28日に、小川洋県知事を立会人に、12市町の首長による「高齢者等徘徊SOSネットワークの広域連携に関する協定書」が締結されました。
-
- ちくご定住促進プロジェクト(平成23年度~令和2年度)
- 定住人口の拡大につながるまちづくりを展開し、筑後地域内の住民が生活の質の高さやそこに住む誇りを実感し、域外の住民からは住んでみたい土地として選ばれる地域となることを目指します。
-
- 筑後の観光魅力発信プロジェクトの推進(平成21年度~)
- 筑後地域の豊富な観光資源を活用し、広域的な観光戦略を策定することにより、交流人口の増加を促進し、筑後地域の活性化・地域振興につなげます。
「ちくご観光案内所」(外部サイト)
-
- ITを活用した筑後ネットワーク田園都市圏構想の推進(平成24年度~平成29年度)
- 本ポータルサイト「福岡ちくご 良質な時間 ちくごの全てがわかるサイト」で筑後地域の総合的な情報発信を行う等、ITを活用した地域振興策を研究しています。
-
- ちくご子どもキャンパスの実施(平成17年度~)
- ちくご子どもキャンパスは筑後の地域一帯を学びの場として活用して行う体験型学習プログラムで、福岡県と筑後地域の12の市や町、NPO法人などの地域づくり団体や大学等が企画・運営を行っています。
この活動を通じ、筑後地域の自然環境や歴史、文化、地域の人々といった魅力が、教育や子育てにとって理想の場所として広く伝わり、子ども達とともに大きく成長していくことを目指します。
「ちくご子どもキャンパス」(外部サイト)
-
- スローフードによる地域づくり(平成17年度~平成25年度)
- 筑後地域の豊かな自然環境、そこから生まれた食文化の価値を再認識し、誇りを持って次の世代に伝えていくことを目指します。
※平成26年度に「筑後の観光魅力発信プロジェクト」に統合しました。
-
- ちくごSOHO村づくりプロジェクトの推進(平成21年度~平成23年度)
- ちくごの地域資源を活かし、ITを駆使して多様なビジネスを展開しながら豊かな自然環境の中で質の高い生活を送ることができる、ちくごSOHOというワークスタイルの普及と、それを実践する人材の定住化を図り、地域経済の活性化につなげます。
※平成24年度から「ちくご定住促進プロジェクト」に統合しました。